1999-12-08 第146回国会 衆議院 商工委員会 第9号
まず第一に、北陸繊維産地では、大臣も御承知のように、かつては北陸の産地は人絹の産地、その前は羽二重の産地だったのですが、戦後、人絹からさらに合化繊へ、化合繊ですね、これに大きく変わって、その意味では、北陸産地は恐らく世界一の産地になっておると思っております。しかし、今どこの産業も全部不況一色の時期でありますが、特に繊維関係もその例外ではなしに、北陸の産地も非常に厳しい状況にあります。
まず第一に、北陸繊維産地では、大臣も御承知のように、かつては北陸の産地は人絹の産地、その前は羽二重の産地だったのですが、戦後、人絹からさらに合化繊へ、化合繊ですね、これに大きく変わって、その意味では、北陸産地は恐らく世界一の産地になっておると思っております。しかし、今どこの産業も全部不況一色の時期でありますが、特に繊維関係もその例外ではなしに、北陸の産地も非常に厳しい状況にあります。
手ざわりも羽二重のような感触がある。そういう田んぼに温度計を入れてみると地温が非常に高い。つまり温かい土なんです。一握りの土に十数億というたくさんの微生物が生き、そこに独自の世界をつくり出している。人間の物差しだけで自然や生き物をとらえるのは大きな誤りだ。命の糧をみずからが生産する者と商品として購入する者との認識の差が今は大き過ぎるのではないか。
川俣、飯野の羽二重産地、これは絹業関係でございます。それから保原、梁川がニット関係。 福島産地というのは、ニットでは大体この福島東部地区に集中いたしておりまして、多いときで工業出荷額で約五百億まで行ったときがありますが、今は低迷しておりまして、約二百五十億程度に落ち込んでいるわけであります。
それからは黒羽二重の小袖から、はんてんから、蚊帳から、たんすから、ついには果ては百円札まで全部裏は花色木綿、こういう話になるという落語がございますけれども、私は野党の御答弁をずっと伺っておりまして、国民税制改革協議会、こう言えば何でも片がつく、いみじくも、はしなくもこの落語を思い出したわけでございます。
したがって、今国内でいろんなフォーマルに染められたものもございますけれども、二点に一点は輸入織物を使っておるんだというようなところまで大きく、むしろ裏地であるとか、それからいろんな軽目の羽二重であるものから、どんどん輸入のものを面積を狭めたがために、そうした重量のつく重目に転向してきたという状況でございまして、これが今日の非常に大きなものに及ぼしてきておるということを申し上げたいと思っております。
昨年十月、スペインから約百三十七万平方メートルの絹織物が輸入されましたが、実際にこれは中国産の羽二重であったと。しかも、薄い青で染められておって、精練すれば簡単に脱色して白地になる、いわゆる青竹であるということが判明したわけですね。中国と日本の間には、私がいうまでもなく、絹織物の輸入管理体制というのは、直接輸入につきましては、これは輸出入取引法の三十条二項でもって、輸入の承認制になっている。
和服の裏地にする、日本で言えば羽二重に当たるような生地でございます。 法規制との関係でございますが、中国産の織物でございますと、事前に通産大臣の許可が必要になっております。
つまり擬装羽二重、俗に青竹と言われておるものだそうですけれども、百三十七万平米というこの荷物の量は大変な量だと私は思うのです。一立方メートル単位で考えたらどのくらいの数量になるのでしょうか。素人にわかるようにおおよそをお示し願えませんか。
また、五泉を見てまいりますと、生糸価格が弱含みで推移したことや、仕入れ筋の先行き期待が乏しく、産地主力商品である駒絽の売れ行き不振、精華、羽二重などの成約状況の鈍化、価格の軟化傾向等、業況悪化の方向を現在もたどっております。五泉産地の生産額は二百五億円でほぼ横ばい傾向であり、数量では対前年比一・七%減というふうになっておるわけです。
特に昨年は、大量に輸入された俗称「青竹織物」により、羽二重、裏絹産地は極端な窮状に陥っております。ネクタイにおいても、つむぎ、綸子ちりめんにおいても、国際糸価の差異が余りにも大きく、困窮の度を深めております。
これももうほとんど時間がございませんから簡単に伺いますが、御承知のように、今日韓国からより糸がどんどん入ってくる、それから中国から羽二重が入ってくる。こういうことで非常にいま日本の蚕糸業は困っております、不安を持っております。掃き立てを前にして養蚕家が非常に不安になっております。
そのことはすなわち、裏地であるところの羽二重について通産省が十一月六日でしたかにとったような措置を、表地についても、貿易管理令によるいわゆる事前輸入承認措置をとれないかどうかということが第一点でありますが、いまお話しのように総合的というお話でありますけれども、総合的な措置というのは将来の問題を含めてどう考えていくかということについて後から触れてまいりますが、当面輸入の規制をする意思はないかどうか、この
何よりも輸入量が非常に大きいということと、輸入の伸びが大きいということがございまして、とりあえず裏絹、羽二重について行政指導をしておるわけでございますし、その行政指導の効果を確認する、こういう意味におきまして、事前承認制を十一月の初めから実施してきたわけでございます。 丹後で生産されておる主製品は、裏地ではなくて、むしろ表に使われるものでございます。
したがって、四・八%というものが、それでは通産省においては裏地の羽二重類に対する緊急暫定措置と同じようなものをどの程度になったらおとりになられるのか、その点をひとつお答えをいただきたい。
純織物につきましても、問題になる裏生地あるいは羽二重等につきましては、中国からの輸入が多いわけでございますが、これも事前承認制度によりまして通産省が国内の輸入業者を指導して輸入の数量を調整しておる。こういうことを当面やっておりますけれども、これはやはり恒久的に安定的な仕組みとして、生糸を含めて総合的にできるような仕組みを早急につくらなければいけないということで現在関係省と鋭意検討をしております。
○鶴園哲夫君 羽二重は中国から入ってきますが、これは承認制になっておりますから、規制の仕方は十分あるわけです。ところが、韓国から来るつむぎという関係、これは韓国は着ておるんじゃないのですから。中国は羽二重着ているのですから。韓国は日本に輸出するためにつくっておるのです。着てないのです。全く日本に輸出するためにつくっておる。
その行政指導の効果を確認するという意味におきまして、羽二重類につきましては事前承認制を、韓国の絹糸につきましては事前許可制を現在ひいているわけでございますが、この両方の制度も、秩序ある輸入を確保するための当面暫定的な措置としてやっているわけでございます。 それから、最後に商品取引所の改正に伴う政令の話が御質問にございました。
それから中国におきましては、羽二重とか裏絹、こういう一部の業種には問題が起こっておりますが、これは事前承認制、こういう形で行政指導をいたすことに今度いたしました。そういうことで、原則としては大体順調に推移しておるんですけれども、部分的に問題が起こりましたときには、相手国との話し合い等を通じまして、できるだけ行政指導という形で問題を円満に処理したいと、こう考えております。
現在輸入規制の要望があるものというのでは大島つむぎと絹織物というのがこの間、最近までございましたが、絹織物につきましては生糸が去年の八月から一元輸入になりまして、国産生糸がキロ当たり三割ぐらい高いものですから、付加価値の低い絹織物、主として羽二重、裏絹等の裏地用のものでございますが、それが中国、韓国から輸入がふえまして、何とか対策をとってくれというのが一つございます。
しかし、そうしますと、羽二重、あるいはいろいろなものも、ほかのものも入ってまいります。お召しとか、そういうものも入ってまいりますので、本来の統計の分類から見ると少し違ってくるのではないか。
いま問題になっておるのは、たとえば羽二重とかいうものなんですけれども、それはその他絹織物の中に入る。ですから、通関統計上正確に羽二重が幾ら入っているかというのはわからないというのが偽らざるところでございます。ですから、大臣の申しましたようないろいろな行政指導をきめ細かく、あるいは強力にやっていくにいたしましても、確かにその前提になるのはそういう統計類をしっかりと把握することであると思います。
中国から入ってきますものは、おそらく裏生地の、いわゆる表生地ではなしに、裏生地の羽二重とか裏絹とかそういう産地が直撃弾を受ける。しかし、そういう産地にしましても、表がかりによくなれば、裏から表へ転換をする産地もかなりありますわけで、そういうことで、相互の足の引っぱり合いみたいな事態が今後は起きるのではないかという心配をいたしております。
たとえばこの品目別の産地の実態ですけれども、羽二重の場合、これは五県をあげますが、福井と福島、石川、新潟、京都、これだけで九二・八%を占めている。それからちりめんの場合、これも京都、滋賀、それから兵庫、福井、石川、これで九七・二%のシェアを占めている。